ディストラクションベイビーズ

「O.K牧場の決斗」が見たい。

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  • 2021年3月2日の「午後ロー」でやってた。実は西部劇見たことないからね、保安官と流れ者が登場する世界って見てみたい。でも動画配信サービスで取り扱いがない。TUTAYAなら置いてんのかな。

 

ので代わりに「ディストラクションベイビーズ」を見ました。

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2016年公開。監督は真利子哲也。商業監督デビューがこの映画らしい。主演は柳楽優弥に脇を菅田将暉小松菜奈といったTHE・若手実力派が固める。若者たちの危うさとか繊細さが描かれる青春群像劇...らしい。けどあんまり期待して見たわけじゃなかった。

 

「邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん」

最近知って読み始めた漫画。

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あらゆるジャンルのビミョーな邦画を紹介して好き勝手言ってる漫画。ここで「デストラクションベイビーズ」が紹介されていた。曰く「柳楽優弥がぶらつきながら人ボコボコにする映画」とのこと。こんな意味不明な紹介文でも「邦キチ」の中ではまともな方の映画に見えたので視聴してみた。

 

感想

大方漫画の通りですやんか。ただ予想異常に柳楽優弥の演技がヤバイ。大体4,50分、彼の暴行シーン(セリフや音楽などなし)を見せられるけど、全く退屈しない、見れば見るほど彼のギラついた眼光と佇まいに惹かれてしまう。なんなら2時間これ1本の映画でも見れたかもしれん。もちろんそんなことはないので、中盤から菅田将暉小松菜奈が登場、これまたヤバイ演技を披露。絶叫を上げながら小松菜奈が殴られ殴り。この前、「糸」を見たばっかなのに...。

 

終始暴力が画面を占拠し、会話劇なんぞ一つもない。ストーリーだけ振り返ると驚くほど虚無な映画なのだが、見てる分には楽しめた。邦画を見る際に、俳優の演技がいかに大事かわかったかも。